空を見上げるのが大好きな高校2年生の花。昔から心臓が弱く過保護に育てられる毎日。そんな中、出会ったのが"虎"のような風格を漂わせる彼だった…。
貴方はまるで虎の様に。
光る日差しで輝いていた。
「花。」
貴方の声が大好きで。
貴方のその瞳が大好きで。
初めて出会った日もこんな空だった。
「ごめんね。」
「ばか。そこはありがとうだろが。」
「ふふっ。ありがとう。」
沢山の思い出、ありがとう。
私は今日も貴方とこの空を見上げよう。