流星

短編企画小説 キスしてもいい?
・・・冒頭から、強烈な個性を持った女の子・安寿が登場。
 こんな濃いキャラの子をこのページ数でどう料理していくのか!?

 非常に興味深く読み進めていきました。

 主人公は若干地味目なクラス委員・柴山。
 全くタイプの違う二人がどのような展開で「キス」までたどり着くのか?
 このような短いページ数で!?

 全く先行きが分かりませんでした。

 すると自宅訪問の折、さらにすごいキャラのお父さんが登場!
 これにより物語は一気に動きを見せます。

 ・・・あっという間の16ページでした。
 エキセントリックな父娘に最後は翻弄された形の、律儀なクラス委員長。
 突然のキスで物語は幕を閉じますが、今後の彼の人生はもう今まで通りの平穏な日々ではなくなってしまうでしょう・・・。

 超個性派の父娘と、知り合ってしまったおかげで・・・。

 こんな印象的なキャラと、これだけでお別れするのは寂しいので、また機会があれば長編で読んでみたいような気もします。
 ですが短編だからこそ、スパイスが非常に効いている・・・という面もありますので・・・難しい問題です。