愛の手を、君のために

作者葉月朱音

極道の息子として名を馳せる大和。刑事の娘として育ってきた日向。決して交わることのなかった二人が惹かれ合っていく。





誰もが一度は嘘をつく



誰もが一度は人を傷付ける



ウソのつきあい



キズのつけあい




「俺は、人を傷付けることを何とも思わない」




冷徹な瞳の奥に見える世界




孤独な少年




『なら傷付けてみなさいよ…』






闇に隠れる少年




光を浴びる少女





交わることのない二人