花村うる子

ぽたんぽたん
ぽたん
ぽたん

哀しみが1つづつ
手のひらに滴ってくるようなおはなし

けれどもそこには透明な意思があって
何だかとっても
あたたかい

寂しさに似たような気持ちになって
隣にいるひとを
訳もなく抱きしめたくなったりしてしまいます

とてもとても悲しいけれど
この気持ちは
どこかできっと
現実として血生臭く埃にまみれている

それを知ることもまた
この作品の持つメッセージです