作品コメント
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- Surlza(スーザ)
翼という名の優しい愛
小さな男の子が、造花売りの男の子は
毎日の赤信号の度にする造花売りの中で
辛い"咳"を得てしまったけれど
その生活の中で、兄に教えてもらった
翼という名の愛、そして、ガッコウでは決してそんな風には教われない
そんな"平等"な心をもらったんだ
そしてそんな彼の子供が、その翼に包まれた愛で、世界に羽ばたいていく…
短いのに、人の心をしっかり掴んでしまうその文章に
やわらかなストーリー
すばらしかったです - 夕未
多くの人に読んでほしい
素晴らしいです。
一言で言い表すならば「感動する」
ですがそんなありふれた言葉では表しきれませんし、たったそれだけで表すなんて失礼な気がしてしまいます。
それほどまでに深く、そしてメッセージ性のある小説です。
是非とも多くの方々に読んでいただきたい。
たった11ページ。
本当に多くの方々に読んでいただきたいです。 - まあにゃ☆
切ない(゚ーÅ)ホロリ
たった11ページの物語。
その中には色んな想いがつまっていて…。
切なくも考えさせられる作品でした。
主人公の”僕”が翼を手に入れて新たなしあわせを手に入れる事が出来てよかったです!! - うのたろう
連鎖
リズム感のある文章のなか、主人公「ぼく」の純粋さがどこまでも苦しい。
物語は「めぐまれない国のめぐまれない人々の一生の生活」。
そんなふうに表現すれば、それはたんなる日本人のエゴになってしまう。
「ぼくのママ」が嫌いなニッポンジンに。
こどもだった「ぼく」は、物語が進むにつれ、やがておとなに成長する。
父が死に、したっていた兄が死に、そしていつしか自分までもが死に近づいていっている。
その予兆が、ごほんごほんというせきだ。
翼を手にした主人公は、不幸の連鎖を自分でとめようとしている。
「ぼく」がもとから持っていた純粋さに、兄からもらった強さがプラスされている。
ただかなしいだけじゃなく。
不幸といっしょに幸福だって連鎖している。
人間も捨てたもんじゃないなと思わされる、そんな希望もかくれている。
童話であるが、物語としても秀逸。
たしかに5分で読める物語でもあるので、だまされたと思ってぜひ一読を。 - 門田モン
【門】繰り返し言葉のリズム感
自称辛口批評家です。
私のサイトに訪問した方がいらっしゃいまして、まあ読んでください、との事。イクォール、レヴューしろって、勝手に介錯、失礼、首など落とすような切れ味鋭い筆など、持ち合わせていません。
馬鹿話は、このくらいにして、作品は、『童話』(?)です。さて、困った。人道的に非難しにくい話。
まず、繰り返し言葉が、心地良いですね。話も意外に現実的で、胸に迫ります。心を鬼にして、違和感のある部分のみを書きます。
最後のページ、オーロラとか知ってんの?
親父、肉体労働しろよ!
私はなんて心の醜いやつでせう。自己嫌悪。
書くのにかなりの精神力を使い果たしました。 - えぃな
五分で感動貰いました。
素敵すぎて
言葉にもなりません。
ただじんわりと
涙が出てきて
胸が暖かくなりました。
世の中には
貧しさで苦しむ子がいて
私たちはその子たちを
見下ろす側に
いつの間にか立っている。
知らない間に
生まれた時から
環境が少し違うだけで
全く別の生活を
与えられている。
深く考えさせられました。
私たちは幸せなんです。
知識がある。
学校に行ける。
それだけでとても
幸せなんです。
淡々と綴られる
ショッキングな物語。
それでいて
どこか美しく
絵本を読んでいるよう。
何度でも読み返してしまう
そんなお話を
どうか多くの人に
感じてもらえますように。 - けんけん
忘れてはいけない私達の豊かさ
日頃当たり前になっている私達の「物質的な豊かさ」
その「豊かさ」を実感することが、日々の生活の中で1日何回あろうか。
夏休みになると、親子連れ、カップル、家族で「ビュッフェ」を楽しみに行き、そのお皿には、必ずと言っていいほど
「食べきれなかった残飯」
「取りすぎたご馳走」
「食べたら口に合わなかった食べ物」
が乗っている。
食糧自給率の低い日本で、廃棄量も世界一の日本。
せめて自分に出来る小さなこと
「自分に与えられた食べ物を無駄にしない」
そんなことを改めて感じさせてくれた作品でした。
日本の豊かさの中で、忘れていたもの、「心の豊かさ」の大切さを、改めて感じさせてくれた作品でした。
素晴らしい作品でした。 - 花村うる子
ぽたんぽたん
ぽたん
ぽたん
と
哀しみが1つづつ
手のひらに滴ってくるようなおはなし
けれどもそこには透明な意思があって
何だかとっても
あたたかい
寂しさに似たような気持ちになって
隣にいるひとを
訳もなく抱きしめたくなったりしてしまいます
とてもとても悲しいけれど
この気持ちは
どこかできっと
現実として血生臭く埃にまみれている
それを知ることもまた
この作品の持つメッセージです - 早乙女 昌也
愛する人
不思議な感覚を感じ世界観へ一気に引き込まれました。文章、描写、素敵です。
異国を舞台にした現実味ある描写は素晴らしく登場人物の思いが綴られてあり切なく感じました。
翼という題名の意味を知り愛する人を守れる翼を持ちたいと思わせてくれる作品でした。
素敵な作品を有難う御座います。 - サナ
胸が痛みました。
わかりやすい表現を使った文章構成で弱者の立場から描いた作品に脱帽しました。
私は「やさしく包み込む翼」を持っているのでしょうか?
ガッコウに普通に通う隣の子にはなっていないでしょうか?
自問自答してしまいました。
人として大切なものは作者様のいう「翼」だとおもいます。私も「翼」がはえるように頑張りたいとおもいました。 - 絢音
感動しました
私、【絵本】を初めて読んだのですが、悲しくて、泣きそうになりました。
学校に行きたくて。
行けなくて。
普通にご飯を食べる事すら難しい…
私達は、幸せなんだと思いました。 - Jade
遠い出来事を身近に
物語の出来事は実際にどこかで起こって
いる事だとしても、
普段の生活で身近に感じるような事では
なく、
どちらかと言うとブラウン管の向こう
側。
だけど「僕」の語りが、
遠いどこかで起こっている出来事を身近
に持ってきてくれた。
優しい口調でいろんな思いを伝えてく
れ、考えるきっかけをくれた。
読み終わるとちょっと切なさが残るけれ
ど、
ふんわり温かな優しさに溢れている作
品。 - 唯依
胸に響く
とても胸に響く作品でした。
お兄さんの優しさ、僕の気持ち、それでも首飾りを売り続けなければ生きていけないという悲しい現実。
短編でこんなに心に響く作品はそうないのではないでしょうか?
願わくば、少しでも長く息子さんといられますように… - 春
お兄ちゃん
中2の娘がこの物語を読んで
「お兄ちゃんが優しくて。。。悲しいお話」と言いました。
私は、最後の1行がとても心に残りました。
悲しいけれど、たくさん考えさせられ、心温まるお話です。 - 理香
生きる意味
優しい優しいお兄ちゃん。
お兄ちゃんの言う「翼」の本当の意味。
主人公の少年は造花を、笑顔でたくさんの異国の人々に売る。
上辺だけの優しさではなく
冷たいさげすみではなく
彼らが出会った「真実」を
主人公の少年が知った「翼」の意味を
読者であるわたしが目にしたとき
「生きる意味」を彼らに教えてもらった気がした。
淡々と紡がれた
平易な言葉のうらに、
いまを生きている
アジアの子供たちの姿がリアルに浮かびあがる。
理香