世界にたった1人だけ、大切なたった1人の人。どこ探しても2人といない。あの日、うちの腕を掴んで助けてくれたのは世界にたった1人のあんただけやってん。
人なんて、もう好きになりたくなかった。
みんな、うちの傍から居なくなってしまうこと
なんて分かってたから。
そんな時、
「お前、俺の女なれや。」
「は?なにゆうてんねん、あんた誰」
いきなり、うちの腕を掴んできたんは
女癖の悪い、あほみたいなやつやった。