17歳で彼に恋をした。
振られた私は、少しずつ道を踏みはずしていった。
境界線はなかったように思う。
ただ流されるままにそこに向かい、たどり着いた。
私をとどめたのは、幼い妹の小さな手。
私を連れ戻りたのは、私を振った彼の眼差し。
もう一度そばに行きたい。
叶わなくてもいい。
彼を見ているだけでいい、そう思って私は彼のそばに戻る決意をした。
過去のデリートはできないけど、リセットは出来る。
彼のそばで昔の私に戻って、今をリセットするために。
20歳のハナの切ないラブストーリー。
忘れることは出来ないの・・。
メビウスのように、繰り返しあなたを好きになるから。