暑い夏ですね
今日も暑いです
今、タバコを買いに会社を出て歩いる時に、風が少し通りすぎて気持ちよかった
・・・ふと、中学2年の時を思い出した
そうあの時も暑い夏だったけど、今見たいな風が私には心地良かった
そして、あの日から、私は変わった
秘密を持ち失った物と、得た物そして世界が変わった時・・・
私は良く夕方に成ると家から15分位歩いて荒川の土手で夕日を見ていた
家族はよく夕方になると出かける私を不思議に思い又心配していた
当時は、同級生とタバコやお酒を飲んだりしていたが、私は親は知らないと思っていた
後に母に聞くと近所では、噂に成っていたらしい
私は何時もお気に入りの場所に座り、タバコ(この当時は、セブンスターを吸っていた
友達の一人が、ハイライトを吸っていて良く言ってたのは、
「セブンスターそんなのガキが吸うタバコよ・・・大人は、ハイライトだぜ」
・・・・てお前も私も中学生だろ)
マッチを土手のコンクリートで擦り火を点けた
この当時ウエスタンもので、良くガンマンが壁とかでマッチを擦るのを見て憧れて
自分でマッチを作っていた
空を見ると雲と太陽が静かに絵を描いている
少しづつ変わって行く空の模様が好きだった
「・・君」 私の名前を呼ぶ声がした
横を見ると同世代の女の子が立っていた
「君は、誰」
「私久美・・君確か5組よね
私1組なんだ だからあまり顔合わせる事もないから久美の事知らないと思うけど」
私の中学は、その当時は、正門から左側に体育館が有り校舎はその横から
L字型になって立っていた
体育館のそばの入り口と正門から真直ぐ歩くともう一つの入り口が有り
体育館そばからは4組5組の教室が近く正面は1組2組3組の教室が近い
その為1組と5組は一番離れている
一学年で一クラス約40人で5クラス200人の名前は、私には覚えきれない
まして同じクラスでも名前を覚えないのに
「ごめん君の事知らないのに何故君は、私の名前を」
私のクラスにテニス部の子が居るの
私は合点した、1組に純子がいる
彼女は、明るくていい子だ・・・少し明るすぎるけど、
時々、此処に来ると居るのを見るの
なんか淋しいそうな顔してるから声かける事が今まで出来なくて
私は、顔には出さないが内心は焦っていた
見られたくない顔なのだ、
小学生の時父が入院していた為、私は首からカギを掛けて遊んでいた
母は弟を連れて病院に行くので、何時も一人だった
よくカギを忘れて家に入れず夜遅くまで、庭の物置に膝を抱えて座っていた
何時からか、私は一人が好きになっていたが、一度ふと鏡を見たとき
顔は、小学生でも分る位淋しい顔をしていたのだ
あれから、何時も注意しながら生きてきた
「ごめんね、・・君の触れると嫌な事言って」
「別に・・・ところ何で私に声を・・・」
その瞬間から私の記憶が無くなる
次に覚えているのは、吸いかけのタバコがフィルターを焦がし
私一人で土手に立っているだけだった