形なんてモンは所詮、カタチ、なんです
気付くのも。
気付かないのも。
愛、だと誰かが言いました。

だとしたら、気付いても気付かないふりをするのだって、愛、なのかもしれません。


読み始め、冒頭での【"俺"って事に気付いていない。】の文である程度のキャラ展開やストーリー展開も読めたと思っていました。

が、中盤辺りでそれを覆すかのような一悶着につづいて、ラストではまさかまさかの洋平クン!!

いやはや、やられました。


誰にでも一度は自分を否定してしまう時というものがあると思います。

無い物ねだり、そう名付けられてもそれが消える事はなく、このお話のようにカタチとして現れる事もあるのでしょう。


もしもその立場だとしたら。
もしもそれを見る側だとしたら。

アナタはどうしますか？


気付くのも。
気付かないのも。
愛、だと誰かが言いました。

だとしたら、気付いても気付かないふりをするのだって、愛、なんじゃないかなって思います。

私は、ですけどね。笑