つないだ手のぬくもり~side留架~

作者ゆん

ねぇ蜜流?


私のこと好き?


――うん、好き――


そういってぎゅって私を抱きしめて、


ぎゅって私の手を握ってくれたよね。


あの時のぬくもり、忘れてないよ。


すっごく優しい温度だったよ。




「まだ中学生でしょ」


って叱られたときも


「それでも好きだから」


って言ったとき、すっごくかっこよかったよ。


ねぇ蜜流。


留架とずっと一緒にいてください――――