狐お面の少年と私。

作者朔耶

少年は、狐のお面をつけていた。


いつも、いつもつけていた。


少年の顔を私は一度も見たことがない。


いつか少年の顔を見ることができるでしょうか。


・・・私がいなくなる、その前に・・・。