朝…目が覚めた扉の先に
いつもの屈強な
勇ましい男たちの姿はなくて
無駄に顔が整う
男たちに出会った
「……」
内弁慶
「どーせいおちゃんの連れ込みさんでしょ~?」
性格最悪
「まぁ女の子を研究しつくした俺の天職よね」
遊び人
「あんまり綺麗だったから…」
失踪者
人は見かけにはよらない…
そしてこんな世界に入っても
記憶がない自分を責める中
「ほんっと可愛い~!ていうか綺麗っ」
美人さん
…からの突然の抱擁アタック!
私は生後初めて知らない人の鳩尾に
得意の武道でやらかした
何故なら…―――。
安心したのも束の間やっぱり人は
見かけにはよらぬのだな