夜羽愛花

和風ファンタジー
祖母の遺言により、森羅学園に通っている鈴音。
そんな鈴音は、ある日突然、生徒会補佐委員に選ばれる。

そしてそれが、すべての物語の始まりだった――



しっかりした文章で書かれたファンタジー小説です。

五行や朱雀、鬼など、和風ファンタジー好きにはたまらない要素がたくさん詰まった物語です。

『全の姫』『五獣』『守人』など、それぞれが持つ因縁と宿命。
それらが生み出すだろう展開がとても気になります。

こちらの話はまだ序章といった感じなので、これから鈴音や『五獣』たちがどんな風に成長していくのか楽しみです。

個人的に、少し読みづらいと感じたのは登場人物の多さ。
多少詰め込みすぎた感があったので、★を四つにさせていただきました。

けれど、しっかり練られた設定は物語の土台の安定を感じさせてくれました。

とてもしっかりとしたファンタジー小説です。

読みごたえのある物語をお探しの方に、おすすめです!

是非、一読を!