柘榴の君[完結]

作者yukari

リップクリームを君に貸した。





つるりとした柘榴の、皮の下

詰め込まれた赤い赤い実


欲しがってしまった

なんて冒涜でしょう


私はずっと諦めきれなくて

胸の奥に溜め込んでいたのです