あき

読んでいるという読後感
五ページという文章の中で、主人公の心境の変化を「黒い服の少女」が生み出す話です。
 この少女は何だったんだろうか? もうひとりの主人公とでも言うようなものなのだろうか?
 日曜日へと変化したのは偶然なのだろうか?
 主人公を否定せず、ただ外の世界について語りにくる少女が、不思議な世界を作っていた。
 あえて答えを提起しないという手法も、微妙なバランスを保っています。

本来賛否のある作品ではあると思いますが、私は味があっていいと思いました。