作品コメント
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- MIN
気づかない闇
選ばれた言葉遣いを簡潔に操りながら、闇を彷徨う少女が光へと心を開くきっかけを与えてくれる少女との、不思議な交流の物語
わずか数ページに織り込まれたそこには、絶望と希望、空恐ろしさが描き出されている
アレは何だったのか
この後どうなるのか
その答えは読者一人ひとりの感性にゆだねられ、百様の結末が用意されている
ただ言えることは
光=希望へと向かい始めた気持ちは、ここで止まることないと言うことだけだ - まぐろ
落としてきたぁ
設定がとてもいい。あと単なる精神回復モノ(?)かと思いきやシュートショートらしくおとしてきて見事でした
まさか落としてくるとは思いませんでした - 姫橘 あおい
あふれ出す知識を控え目に…
カオリさんの小説は、初めて読みました
いろいろな知識がないと
書けないお話だなあ・・・と思いました
短編ならではの美味しさが
ギュッと詰まっています。 - ぺこネコ
人間の強さ
深く考えさせる作品でした。
闇の恐怖を知って、心の光をみいだす。
作者の文章テクニックは読者の興味を惹きつけ、終わってもなお、手離しません。
納得の作品です! - ゆづき
面白い
短編でありながら、後までのこる不思議さがありました。
この続きを読んで見たいという気持ちと、これで全てを語っていて充分なのだという気持ちが混ざり合いながら書いています。
黒い服の女の子は、幽霊だったんでしょうか…
でも、女の子を思いやった優しい幽霊なのだと思います。
良い作品が読めて良かったです。 - あき
読んでいるという読後感
五ページという文章の中で、主人公の心境の変化を「黒い服の少女」が生み出す話です。
この少女は何だったんだろうか? もうひとりの主人公とでも言うようなものなのだろうか?
日曜日へと変化したのは偶然なのだろうか?
主人公を否定せず、ただ外の世界について語りにくる少女が、不思議な世界を作っていた。
あえて答えを提起しないという手法も、微妙なバランスを保っています。
本来賛否のある作品ではあると思いますが、私は味があっていいと思いました。 - 英月
短編の極意
短編は、小説の中で書き手にとって一番難しい。
簡潔であること、登場人物に小さな革命が起こること、そして読者への裏切りがあることが必須だから。
このお話は、その三つを全て満たしていて、読んでいて鳥肌が立ちました。
上手いんです。
次も素敵な作品が読めることを楽しみにしています。 - 入江
不思議!
5ページだから読んでみようと軽い気持ちで読んでみました。
でも、かなり不思議な話ですね。
暗闇の中で全身黒の服を着たレイは、主人公に元気づけに来たんですよね?
すごいいい話ですけど、やっぱりこの時間に読むと少しゾワッとしました。 - とら吉君
)゚0゚(ヒィィ
ラストが意外で良かった!
読んだ後にサーっと恐怖感が広がりました。
でも主人公がちょっと可哀相な感じもして、少し切ないかも。 - くまちん
黒い闇の中から
不思議な黒い闇の世界の中で、全てを否定しながらも外へ光へ向って行く。
闇の中で寂しさを覚え、闇の中で優しさに出会い、闇の中で見つけた希望に縋って、外の世界へ出ていこうとする主人公の心の動きを、ゆっくりと感じる文の流れの中で感じました。
文体が落ち着いているから、ゆっくりと感じるのかな。