眠空

拾い上げるひとつひとつ
まず“星を結んで音にして”というタイトルに惹かれました。

夢一杯のタイトルながら、内容は女子高生のリアル(現実)が詰まった現代短歌集。そんなリアルな中にもきらびやかな星々がちりばめられていて、夢や未来がたくさん詰まっていました。

切なさも喜びももどかしさも。洗練された表現や言葉たちを何度も読み返しては、拾い上げたくなるひとつひとつ。

文字制限という枠組みではなく、短歌だからこそ生まれるリズムと可愛らしい言葉たち。
それらに感化され、心が洗われる思いでした。

どの歌も好きですが、特に好きなのは「悪いのは」「せいしゅん」「忘れよう」「チョコレート」「卒業」です。