彼は私を救ってくれた。沢山あったかい気持ちにさせてくれた。待ってくれたのに。君はいま、隣にいない。私の実話を元に書いたフィクションです。
「それ、おれにちょーだい」
その言葉に救われた。
「やった、同じじゃん」
その言葉に心があったかくなった。
「俺そういうとこいいと思うけどな」
その言葉で少し自分が好きになれた。
「本気だけど」
その言葉にどきどきした。
「…二番目でもいいよ。」
その言葉に、戸惑った。
「…もう、無理かな」
今、君が隣にいない。