2年前、この地に舞姫と呼ばれる勝利の女神と呼ばれている女がいた。
そして、舞姫をめぐって族同士の闘争が起こるようになる。
その当時、「龍備」と「桜蘭」は敵対関係にあった。
ある年の春、龍備の下っ端と桜蘭の姫の二人は出会い恋に落ちた。
その男の名は、八王子蓮‐ハチオウジレン‐
その女の名は、七瀬芹那‐ナナセセリナ‐
それは、「禁断の恋」。
決して実ってはならない。実ることのない恋。
彼らは隠れて愛し合っていた。
しかし、その年の冬、彼女は失踪した。
彼女の失踪から2年後彼女は帰ってきて蓮と際会するが……。