膝枕(連のお話)【完】

作者さきのこ

「膝貸して?」 そう言って彼はあたしの膝に頭を乗せるのです。





「ちょっと膝貸して」





そんな言葉で始まった



不思議な彼との関係



「最高の膝はもう手に入らない」



彼はそう言って



瞳を伏せる