天をさまよった少女。

作者みかん

ある日大雨の日に出かけた少女は車に引かれます。搬送されて病院に着くと植物状態との知らせが。その一方少女は気がつくと地獄に倒れていた少女。これからの運命はいかに?

 

 ある日。

  

 少女は大雨の日に。


 わざわざ、外に出かけた。


 横断歩道が、青になった。


 

 「パシャパシャ、パシャッ」


 

 少女は立てたくもない音を立てて。


 横断歩道をわたっていた。



 「キキィィィィィィィ!バンッ!!」


 

 少女は何が起こっているか、分からなかった。


 

 「大丈夫か!?」   「どうしよう??」


 「とりあえず救急車!」 「警察も!」



 少女の耳から聞こえてくるのは。


 こんな、助けを求める声ばかり。


 (何が起こっているの・・・?私どうしちゃったんだろ?

  あれ・・・よく考えたら視界が真っ暗だ・・・それに

  自分の感覚がわからない・・・今、無性に眠たい・・・)