緋色

この先、どうなっていくのか気になる~!!
絶対音感を持ち、ピアノの英才教育を受けてきた結音。
両親が喜んでくれるからとピアノを続けてきたはずなのに、
いつからか自分のピアノが原因で家族がバラバラになっていく…

そんな絶望の中で出会ったのは赤い髪の彼。
そして『AQUA BEAT』との出会い。

登場人物がみんな魅力的なうえ、綴られる文章も描写も綺麗で、すぐに物語に引き込まれていきました。

音楽に対しての知識や、音の表現力が丁寧で、文章なのに頭の中で彼らの演奏、そして結音のピアノが流れて来るような気がしました。

そして絡まる人間関係。
結音の気持ちが切なくて胸が締め付けられます。

結音、奏多、ナル…
この3人がこの先どうなっていくのか…
どのように話が展開していくのか…

下巻も楽しみにしています。