花のように、雲のように [完]

作者しほこ

六歳違いの幼馴染みの二人。

互いが大切なはひとには変わりなかったが、花依子に持ち上がった見合い話で二人の関係は一気に加速する。

  




「カエ、どこにも行かせない」



「名雲さん、ずっと一緒にいます」





春も夏も秋も冬も。



あなたと手を取り、わたしは歩んでいきたい。



若女将×骨董屋の男



幼馴染みの優しい時間が終わるとき、

わたしが女だとはじめて知った。