少しずつ見えてきた麗羅の本来の姿。学園全体も少しずつ彼女を受け入れ始めてきた。そんな中、四人の関係が少しずつ変わり…動き出す。

ここは名門ディバー学園

この学園の音楽科に入学できる条件は2つ


1つ…楽器が弾けること


1つ…音楽へ情熱を持っていること


この2つの条件が揃えば貴方にも入学できるチャンスがあるかもしれない。

しかしここの理事長は恐ろしい…。


その2つを持っていても、理事長という名の高き門を打ち破ることは厳しいだろう。


つまりある程度の才能が必要…という訳だ。


しかしその条件に添えていないのに、この学園に入学できた者が1人…。


それはこの物語のヒロイン"有栖川麗羅(アリスガワ レイラ)"である。


彼女は楽器も弾かない、授業もサボりがち…。

そして挙げ句のはてには、音楽家の命でもある手を大事にしない…。


つまりは不良扱いの生徒である。


何故彼女は楽器を弾かないのに、この学園に入れたのだろうか?


理事長のエコヒイキ

それとも裏口入学

それとも…他に理由が…?


貴方は彼女が本当に不良だと思いますか?