世界に溢れるたくさんの物語たち。
それらは、時に形あるものとして、あるいは形無きものとして、どこにでも存在している。
例えば、誰かの空想だったり…
例えば、現実を写し取ったものだったり…
例えば、古からの言い伝えだったり…
そして、その物語一つ一つが、永い時間を超えてきた。
物語が存在し続けるということは、その中の登場人物たちも存在し続けるということ。
もし自身が、物語の登場人物だとしたら、その物語が世界に存在し続ける限り、自身もまた、存在し続けることになる。
ならばそれを、永遠と言わず、なんと言うのだろう…。
人は、誰しも一度は、永遠を望む。
存在し続けることを選ぶ。
たとえ、全てを犠牲にすることになっても…。