鼓酔舞響
変わらぬ優しさ
待ちに待った「うりと夏休み」の最新作です。
早い物で、この作品の本編(文庫本として発売されています)を初めて読ませて頂いて三年が経ち、シリーズ七話目となる作品ですが、うり、隼人、雲罫のシリーズ毎の成長や読み手に与えてくれる優しい空間が心地良く感じられます。
そして今回のタイトルにもなっている「お盆」
お盆に向かう時期、御先祖様への懐かしさや思いも抱かせてくれる作品です。
そして作中にて、うりの書いた手紙も今後の展開を残させて頂ける物で、シリーズ一作目からの各作品同様、読み終えた後の爽やかな気持ちに感謝しつつ感想とレビューの言葉にさせて頂きたいと思います。