嘘と偽りに満ちた優しさ

作者上條 藍

優しさを求めた寂しがり屋の少女



ばいばい


もっと素敵な人がいるから



少女との記憶は、

僕の中から消えることはないから



例え2度と

その声が聞こえなくても


例え2度と

その瞳が僕を映さなくても


例え2度と

その優しさに

触れられないとしても


例え2度と

手が届かないと分かっていても


例え2度と逢えないとしても