突然の転勤で、今いるアパートから片道3時間かかる職場に異動することになった茜。
遠距離恋愛を目前に、すれ違うカップルの気持ちを描いてみました。


「遠距離予備軍」

それはカップルが何らかの理由でもうすぐ離れ離れになる不安定な時期―――…


牧野 茜、24歳。

入社4年目の春、それは突然の宣告。

「来週から転勤ですか!?」

小さな事務所から都内の支社へ。

周りからは「栄転」だの「出世コース」だの言われるけれど、私には先が思いやられる。


「今のアパートから片道3時間!?」

「引っ越したら……遠距離でなかなか会えなくなるね」


「知ってるか?遠距離恋愛って、続けるの難しくて別れやすいんだって」


「…………」


時に自分勝手でデリカシーに欠けるところがある、私の彼。

だけど、黙っていた方が楽だから私はあえて何も言わない。


私達、これからどうなるの~っ★!?


※この小説はフィクションです。


【注意!】

カフェインの過剰摂取は身体的に害をもたらすため、「絶対に真似をしないで下さい」!


遠距離恋愛/すれ違い/微シリアス

※2016/4/28 完結しました!