風花

透明の祈り
タイトルから好きでした。意味も分かりませんでしたが、響きなのか何なのか、とにかく好きでした。

前作品に続き、透明度の高い文章。一つ一つの言葉に作者様の魂が宿っているようで。

読み進める度に手が止まりそうになり、一頁に「*」だけのところで何度も切なさが込み上げました。

押し寄せるのではなく、ただすーっと流れるような涙のイメージです。心情と情景描写がとても美しいからでしょうね。

小春の透明の祈りが届きますように。素敵な作品ありがとうございました。