高校二年生の都古(みやこ)は、六歳年上の兄が大好き。
世界一カッコイイお兄ちゃんだと信じて疑わなかった。

そんな都古の好みのタイプはやっぱりお兄ちゃんみたいな人!
というわけだが、果たして都古は理想の男性と付き合うことは出来るのか…!?

※一部いじめの描写を含みますので、苦手な方は無理をせずに…

「ヤンデレ……?


すみません。


長らく海外にいたもので、日本語に少し自信がなくて。


……あぁ。


『とても一途な純愛』という解釈でよろしいでしょうか?」



「まっ……たく、よろしくありません!!」



――お兄ちゃんのような素敵でカッコイイ人と結ばれたいだけなのに!



理想と現実って差がありすぎるなぁ、というお話。