高校1年の夏、吉野奏汰は自分の逃げ場所である屋上の階段前に腰かけていると、屋上から歌声が聴こえた。 何者にも囚われない歌声に惹かれた奏汰は雪城遠歌と出逢う。
どうして、きみだったのだろうか
何者にもとらわれないその姿に惹かれてしまった自分が憎いとさえ思った。
それでも、君を好きだと思った
その思い出は、失いたくは無かったんだ。