子供でも、大人でもない。そんな大学生の俺たちは、常に究極の選択を迫られている。正解のない答えを探しながら、今日もただ息をする。
ずっと見ていた。
いつも一人で授業を受けて、
いつも凛としている彼女のことを。
声をかけたいのに
距離を縮めたいのに
彼女の纏う雰囲気がそれを許さない。
この想いは届くのだろうか。
気になる異性に声をかけられずに悶々とした日々を送る主人公は、落ちていた日記を拾う。
その日記の持ち主は女性で、たくさんの秘密がかくされていた。
子供でもない、大人でもない。
そんな中途半端な位置に立たされている『大学生』を描いた物語。