優柔不断な俺、村雨悠。女子には逆らえない。そんな俺にも、チャンスがあった。鈴の音とともに現れたのは…。





      最後に聞こえたのは、

    あいつがつけていた水色の鈴の

     か細く頼りない音だった。






俺は、一人だ。また。