「ねぇ、死にたいって、思ってたんだ。…あんたに出逢って、あんたを愛してしまう前はさ」 死神少女と死にたがり青年の物語。
死にたかった。
寄って来る女、腹の底を探り合ってるような仲間、俺が子供の頃にいなくなった親。
…けれど、そんなモノはどうでもよくて。
何で俺はこんな世界で生きてるんだ、と。
俺はただ、この世界からいなくなりたかった。
けれど、あの新月の日に、
お前と出会えたから…。
俺が、初めて愛したのは
『あなたの余命はあと…100日、なの。』
愛しい、死神でした。