高校二年の白河ゆいは、全てが嫌になって家を出た。
人の少ない丘の上で出会ったのはすごく綺麗な男。
その日限りの出会い。そう思っていたのに、運命は残酷で・・・。



あの日、全てがどうでもよくなった。




家も学校も全部忘れてどこか知らないとこに行きたかった。




もしあのとき偶然あなたと出会わなければ、




心の傷を癒やす温もりを




人を愛しいと思える喜びを




全てを包み込んでくれる暖かさを




それを失う痛みを




知ることもなかったんだね。