君の全てを、

作者有希

彼女の全てを知りたいと、心の底から思った。
だけど、彼女はきっと知られたくなかったのだろう。
だから、ずっと隠していたんだ。

君の全てを、教えてください









何をその瞳に映すのだろう。



何を考えて、何を想うのだろう。



君はあまりにも



透明な人だと、思った。



時より、壊れてしまうんじゃないか


柄にもなくそれに怯えていた。




それでも、愛していたんだ。