シズクが落ちた、その時に。

作者

完璧少女美羽は、泣かないことでも有名だった。
ある雨の日、傘を貸したのは若頭、雄真で––。
「俺がお前を救ってやる。」
雄真の言葉に、美羽はどう答えるのだろう?

「人間なんて、信じれない。」



あることがきっかけで、心を閉ざした少女、美羽。



「俺がお前を救ってやる。」



そんな美羽を、優しい手で包み込む少年、雄真。




悲しい過去に囚われ、人を恐れる美羽を、

雄真は救おうとする。




「あなたもきっと、叶恵と李仁と同じなんでしょ?」



その言葉にはどういう意味が…?

叶恵と李仁とは…?



「お前がなんと言おうと、俺はお前を守る。」



否定されても、拒絶されても、決して手を離さない雄真に、美羽は次第に惹かれていって––⁉︎



「あなたといると、胸が痛いのよ!」


「お前が好きなんだ。」



2人の想いは交差してゆく。




「私、雄真のこと、好き、なの…?」


自分の答えに気づいた美羽は、どうするのか。



これは、世界に1つだけの、恋のストーリー。