アンタとわたしのドSの基準(仮)

作者初花

ある日色気だだもれ、超絶イケメン(らしい)男に遭遇

『へえ、女王様、ね』

『いいね、ますます泣かせた時が楽しみだ』

この男、一見ただのドS・・・しかし!?

女王様

(デレなし、辛口、心理学大好きお嬢様)


VS


真性のドS

(微包容系、天才弁護士)


「一人か?」


『なに、ナンパかしら?』


「へえ、それもいいな、おまえ可愛いし」


『あら、ごめんなさい、その口調だと違うようね

じゃあ、何か用?』


「いいや、こんな暗いなかガキ一人でなにしてんのかなー っていうオトナの使命感?」


『・・・あなた、わたしをなめない方がいいわよ』


「へえ・・・でもな、知ってるか?そういう強気な女を泣かせるのが楽しいってやつもいるんだぜ?」


―俺みたいな、な―



『知りたくもないわね、そんなの』


――抵抗されたいドMじゃない――



「ふっ・・・ああ、否定はしないな」



――この男、一筋縄ではいかないにつき、注意