逢崎 奈零

あいたくて、あいたくて。
誰かが笑えば、その裏側で誰かが泣いている。でも大切な人がそばにいてくれれば、きっと幸せに笑える明日を迎えることが出来る。

そんな風に思わせてくれる素敵な作品でした。

この小説に登場する人物たちは、他の人には見えない苦しみを抱えていて、たまにそれが自分を制御出来なくして誰かを傷つけてしまう。

しかし共通しているのは、その苦しみは誰かを想うが故に抱えてしまうものであること。

それぞれが胸に秘める思いに、自分を犠牲にしてまでも大切な人をを守ろうとする行動に、何度も目頭が熱くなりました。

素敵な作品をありがとうございました。