あの日の一時の雨で、ボクらの世界は180℃変わった。夜を統べる黎と、突然現れた祐。染めて染められる、一種の愛の話。
ホワイトアッシュの髪。
黒い瞳、白すぎるほど白い肌。
男にしては華奢で、
女にしては骨張っていて。
祐はそんな人間だった。
「お願い、"ボク"を愛して」
お題:hakusei様より「雨の中」