涼音

それでも、人は生きていく
当たり前のように過ごしていた毎日が「死」という、あまりにも残酷な形で二度と会えなくなってしまった智也くんと朋ちゃん。
なかなか現実を受け止められない智也くんの姿に、涙が止まりませんでした。
彼はそれほどまでに、朋ちゃんを愛していたんですね。
だから、朋ちゃんのいない世界を生きることを放棄したとき、すごく悲しい気持ちになりました。だって、朋ちゃんはそんな結末を望んでいないのですから。
なんとか一命を取り留めた智也くんに付き添い続けた静真くんの優しさも温かくてよかったと思います。
ラストシーン、本当に希望に満ちていて大好きです。
きっと朋ちゃんは天国から彼らを見守ってくれているんでしょうね。