グラウンドで輝く1つ年上の誠也の背中。そんな彼にかなみは次第に心を惹かれていく。そしてすれ違いながらも2人は、ある約束をした。ふたりの視点からみる青春物語。
空にかけのぼる 白球
ここにいる誰もが
たったひとつの
小さな白い球の行方を
みつめていた。
お願い
もう一度
連れて行って…。