霜月 沙羅

凄く良かった!
 本編同様、ほのぼのとした雰囲気のお話です。読んでいて本当に心温まります。こちらでは主人公、隼人以外のキャラクターが語り部になるシーンが結構ありますが、その語り部が変わる場面が全然違和感がなく、ちゃんと文体も使い分けられていて素晴らしいと思いました。

 そして、新登場の人物が凄く良い味を出しています。隼人の周りを囲む人々が生き生きと描かれていて、残されていた家の問題なども書いてあり、本編を読んだ方は是非読むことをお勧めいたします。終わり方も好印象を受けました。

 もちろん、クスッと笑えるシーンやうりちゃんの可愛さは健在です(笑)