絶対に許されない恋だった―――。カーテンの隙間から・・・差す光のように暖かく、吹く風のように冷たく、聞こえる音のように魅惑的で。そんな恋の物語。
人は付き合いは苦手。
嫌いな人と話したくない。
好きな人達とだけ、小さな世界で暮らしたい。
そんな風に20年間生きた私は、
感情を表に出すことも、
表情をうまくつくることも苦手。
愛想笑いは上手くできない。
話を合わせるのも苦手。
友達のたくさんいる、
いつもニコニコしてる。
そんな子が太陽なら。
その光を浴びながら、
ひっそりとしている。
それが月。
―――それが、私。