あんぽんまん

小説愛好会から来ました
 一応一通り流し読みしてみました

 まぁ内容としては一言で言えばまぁ面白かったですね
 不真面目な問題児と優等生のカプというのは悪く言えばテンプレといえばテンプレですが、厳密にそうではなく、飛成の方は実は学年一位になるほどの優等生だった、と。そのギャップと、なぜ不真面目生徒が頭がいいのかという伏線を残して気にならせる手法
 キャラメイクも、ヒロインは親を亡くしたことで親の期待に必死に答えようというコンプレックスを持つ少女に、私生活の見えない優秀な問題児、すべてが明らかになるのが楽しみになるキャラではあります
 テンポもサクサク読めるスピードでいいです


 ここからは気になった点ですが、せっかくひとみの目線できている割に心情表現が疎かだなぁと少し思いました、まぁよく言えばスピード感があるような気もしますが、引き換えに読みごたえを犠牲にしているような。まぁそんな携帯小説にそんな度の過ぎた読み応えも重さも必要ないとは思いますが、あともう少し心情表現入れないと、せっかくのキャラ目線がもったいないなぁ、とは思いました