「明梨、ネクタイ」
そういって笑う弘樹に
何度もバカみたいに
ときめくんだ。
いつだって命令口調で俺様な私の幼馴染。
"明梨、携帯"
"明梨、コーラ"
"明梨、眼鏡"
だけど、それでも―、
大好きで仕方ない。
「ほら、ご褒美だ」
そうやって頭を撫でられると
どれだけ私がときめくか知ってる?
ねえ、弘樹。
私が命令されて嫌な顔してるけど
本当はね、私の特権だって喜んでるの。
知ってた?知らないよね。
だって、気持ちに気づかれたら
一緒にいれないから―…、
《黒髪・黒眼鏡・片耳ピアス企画小説》
※詳細は1ページ目に記載
「天使の恋」
sinさん
「片翼の翼」
ナナセさん
「S彼氏上々」
ももしろさん
(50音順に掲載)
special thank you…★!
イラスト提供 アサイさん