りさ

哀しいお話
柿原くんの好きっていうことばは
梅村さんに届いたけど、
私はハッピーエンドだとは
思えませんでした。

最初の方を読んでるうちは
ゆるりとした心地良い小説だな、と
きゅんきゅんするなって
そんな風に読んでいたんですが、
終わりがけ、一転して
まさか柿原くんが死んじゃうとは。

2人で遊園地に出かけた場面。
柿原くんが亡くなる直前、
柿原くん視点で話が進められていると
ころが、本当に切なくて。
あの場面を思い出しては、
読み終わったのは数時間前なのに
すぐに涙が出てしまいます。

柿原くんの口で、直接梅村さんに
「好き」って伝えてもらいたかった

桂も丹羽くんもヤッコも中西君も
柿原くんが亡くなってから
梅村さん以外の心情が
描かれることはほぼなかったけど、
それぞれの気持ちを想像しちゃって
また切なくなります。

こんなに心に重くのしかかる小説は
初めてです。
もうかなしくてかなしくて
どうにかなりそう(笑)苦しい(笑)

作者さんの表現力文章力に
圧倒されました。
素敵なお話をありがとうございました