逢崎 奈零

ただ、君のそばに。
繊細かつ綺麗すぎる描写、言葉から汲み取れる優しさ、怒り、悲しみ。すべてに引き込まれ、一度読み始めたら止まらなくて。いっきに全部読み終えてしまいました。

リンの命日の日、苦しみに耐えかねてアヤが自殺を図ろうとする場面では、思わず涙が込み上げました。

ルイをひたすら想い、どんな関係でもそばにいたいと願うアヤ。"リン(アヤの姉)を殺したのは自分だ"と自分を責め続けるルイ。ミナトを一途に想い続けるサキ。そしてアヤに執拗に絡んでくる雨宮くん。

それぞれの糸が複雑に絡み合い、新たな展開を生む。

この先どんな展開が待ち受けているのが非常に気になり、一読者としてそれぞれの未来を見届けたいという気持ちで溢れています。

ぜひ一読してみる価値はあります!続編も読み進めたいと思います。