にせんちめーとる。

作者りま

いつまでもずっと、憧れの先輩で
きっとどこか諦めてた。

これは私と先輩の青春のお話し。


\ Love story in a star and a moon. /





「 陽毬ちゃんの歌、聴くとさ、

          すごく元気がでるよ 」



楽しそうな笑顔が好き。

繋ぐと暖かい大きな手が好き。

何気ない仕草が好き。

優しい声が好き。



「 先輩が、好き 」



憧れから現実の人になったらって願っても

神様は意地悪だから叶えてなんてくれなくて。

自分で何とかしなさいって、そう言った。



大好きな音楽とこの気持ちが重なって

そこに先輩も重なればいいのになんて

きっとわたしのわがままで。


でもそんなわがままさえ先輩は笑って…


笑って、



「 好きだよ、陽毬 」




くすぐったくて暖かくて少し苦い、

先輩とわたしの青春の2センチ。