――七色の瞳を使い世界を中和させるためだけに生まれた一族の末裔の少女。一時の休息として与えられたのは普通の女の子としての学生生活だった。


特に未練は無かったし、特に守るものもなかった


その時の私は、それこそが怖いもの無しだとさえ、思っていたし


私はただの人間兵器にい過ぎないのだと、思っていた。